
Precision in Every Bit
ビットパーフェクト、マルチチャンネル対応、DanteとMADIに対応可能なオーディオミドルウェア
デザインコンセプト
音響研究開発に最適化された高精度オーディオ開発基盤
PrecisionAudioは、ASIO SDKの優れた性能と精度を維持しながら、研究者が本質的なオーディオ処理に集中できるよう設計された開発プラットフォームです。 通常は高度な専門知識を必要とする複雑なデバイス管理とバッファ制御プロセスを自動化することで、R&Dチームの生産性を大幅に向上させます。 PrecisionAudioは音響研究における創造性とイノベーションを加速する、合理化された開発環境を提供します。

デバイス抽象化によるアプリケーション開発への集中
PrecisionAudioは開発者がASIOオーディオI/Oチャンネルを直感的で抽象的な概念で扱えるようにします。 プラットフォームは従来手動で行っていたバッファ初期化とリソース割り当てを自動的に管理します。 数十から数百のチャンネルを持つ大規模デジタルオーディオシステムでの作業でも、開発の複雑さは最小限に抑えられます。

特徴
PrecisionAudioは、開発者とエンドユーザーの体験を劇的に向上させるオーディオミドルウェアです。開発者が直面する複雑なオーディオ開発要件を簡素化しつつ、エンドユーザーに最高品質のオーディオ体験を提供します。
ビットパーフェクトなオーディオ入出力
PrecisionAudioはASIO技術を活用し、シンプルなAPIで高精度なオーディオ入出力を実現します。 アプリケーション開発者は、音質劣化のないビットパーフェクトなオーディオアプリケーションを簡単に作成できます。
マルチチャンネルオーディオ対応
PrecisionAudioは複雑なマルチチャンネルオーディオ設定を簡単に処理できるよう設計されています。 開発者は複数のオーディオチャンネルを精密にコントロールするアプリケーションを効率的に構築できます。
プロフェッショナルハードウェア統合
PrecisionAudioは専用ハードウェアデバイスを通じてDanteやMADIとインターフェースできます。 高精度なプロ仕様オーディオ機器と低レイテンシーで直接接続でき、研究開発用途に最適です。
ゼロ位相同期 + シンプルバッファ
PrecisionAudioはミッションクリティカルなアプリケーション向けに妥協のないオーディオ精度を提供します。 新しいAPIはゼロサンプル位相アライメントによる完璧なチャンネル同期を保証しながら、開発者に直感的で合理化されたバッファ管理を提供します。
垂直統合アーキテクチャによる自在な開発体験
CLIからGUI、AIまでの垂直統合を可能にするPrecisionAudioのアーキテクチャは、音響研究の最先端で活躍されている組織と研究者からも絶大な支持を得ています。

コアとエクステンションの二層構造
コア層は、デバイスを最小限のAPIで利用可能にし、シンプルで直感的な操作性を実現します。エクステンション層は、コアAPIの上位に位置し、固有の拡張機能を提供します。WAVファイルの収録や再生、RAWファイルの収録や再生機能もここに含まれます。
幅広い言語対応
PrecisionAudioは、C、C++、C#、Pythonといった複数のプログラミング言語に対応しています。多言語対応によって様々な開発環境で、最高のオーディオ体験を提供するアプリケーションを自由に構築可能です。
柔軟な実装形態への対応
PrecisionAudioは、CLI(コマンドラインインターフェース)、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)、そしてAIとのインテグレーションなど、さまざまな実装形態に対応できるように設計されています。シンプルなコマンドラインツールから直感的なGUIアプリ、さらにはAIを活用したインテリジェントなオーディオ処理まで、開発者は自分たちのニーズに合わせた多彩なアプリケーションを自由に構築できます。
魅力的なツール群で可能性を体験
PrecisionAudioに付属する魅力的なツール群には、WAVプレイヤー、WAVレコーダー、RAWプレイヤー、RAWレコーダー、FMシンセサイザー、トーンジェネレーターが含まれます。 これらのツール群は、実際にフレームワークを使って実現されており、PrecisionAudioの可能性を体験する意味でも有用です。
FM Synthesizer GUI
FM Synthesizer GUIは、エクステンション層に含まれるFM Synthesizerを使ったGUIソフトウェアです。 任意のドライバを選択してPlayボタンを押すと選択したドライバを使ってFM音源を使った音声出力を体験できます。 画面中央にはスペクトログラムが配置され、発音中の音声信号の周波数別強度を確認できます。 発音は画面下の鍵盤をマウスでクリックするか、キーボードを押下することによって可能です。

WAV Player GUI
WAVファイルの音声をASIOデバイスに再生可能なGUIソフトウェアです。 再生対象のWAVファイルは、8ビット、16ビット、24ビット、32ビットに対応。 最大128チャネルまで任意のチャネル数のWAVファイルを読み込めます。 読み込んだWAVファイルのトラックは、ASIOドライバの若いチャネルから順に割り当てられます。

WAV Recorder GUI
ASIOデバイスからの音声をWAVファイルに収録可能なGUIソフトウェアです。 ASIOドライバのチャネル毎に1つのWAVファイルが出力されます。

Tone Generator GUI
選択したASIOデバイスにトーンを発生させるGUIソフトウェアです。

RAW Player GUI
選択したASIOデバイスにヘッダ情報のない生データを出力(再生)するGUIソフトウェアです。 デバイスのサンプルタイプに応じたRAWデータを扱えます。

RAW Recorder GUI
選択したASIOデバイスからヘッダ情報のない生データを入力(収録)するGUIソフトウェアです。 デバイスのサンプルタイプに応じたRAWデータを扱えます。

豊富なサンプルにより学習と導入が容易
PrecisionAudioには多彩なサンプルが付属しています。各サンプルプロジェクトは、それぞれ個別のテーマを扱っており学習が容易です。開発者は具体的なユースケースに沿ってサンプルを選択して学習する事で、短時間でフレームワークを自分のプロジェクトに組み込めます。
Core Samples
コアサンプルは、PrecisionAudioの中核機能を示すためのサンプルです。 コアサンプルには、フレームワークのコアAPIを使用して、デバイスの管理や音声信号の入出力を行う方法が含まれます。
Driver List
ASIOドライバリストを取得するサンプルです。 数行の記述で簡単にASIOドライバの一覧を取得できます。
Device Information
ASIOデバイスの情報を取得するサンプルです。 このサンプルでは、ASIOデバイスの名称と入出力チャネル数、そして使用可能なチャネルのチャネル番号とチャネル名称を取得できます。
Noise Generator
ノイズジェネレーターを使用して、ASIOデバイスからノイズを出力するサンプルです。 このサンプルは、ASIOデバイスの出力チャネルに音声信号を出力する方法を示す意図で設計されています。 ASIOデバイスには、デバイスによってデータのフォーマットに異なる種類が採用されている事があります。 サンプルタイプに応じたデータをバッファに格納する事で、所望のオーディオ出力を得ることができます。
Extension Samples
エクステンションサンプルは、PrecisionAudioの拡張機能を示すためのサンプルです。 エクステンションサンプルには、WAVファイルの収録や再生、RAWファイルの収録や再生、FMシンセサイザー、トーンジェネレーターの機能が含まれます。 エクステンション機能は、コア機能の上に構築されており、御客様でも独自のエクステンションに相当する機能を独自に開発できます。
Raw Player CLI
ASIOデバイスからRAWファイルを再生するサンプルです。 ヘッダなしの生データを直接扱うためのツールで、研究開発時の柔軟なデバッグやデータ検証に役立つ設計になっています。
Raw Recorder CLI
ASIOデバイスからRAWファイルを収録するサンプルです。 ヘッダなしの生データを直接扱うためのツールで、研究開発時の柔軟なデバッグやデータ検証に役立つ設計になっています。
Wav Player CLI
ASIOデバイスからWAVファイルを再生するサンプルです。 WAVファイルは、8ビット、16ビット、24ビット、32ビットの整数型と、32ビットの浮動小数点型の音声信号をサポートしています。
Wav Recorder CLI
ASIOデバイスからWAVファイルを収録するサンプルです。 WAVファイルは、収録チャネル毎に32ビットで保存されます。
Tone Generator CLI
ASIOデバイスからトーンを出力するサンプルです。
FM Synthesizer CLI
ASIOデバイスからFMシンセサイザーの音声信号を出力するサンプルです。
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